一般診療general treatment
一般皮膚科

湿疹や虫刺されなどの急性のものから、慢性・難治性の疾患まで、皮膚の病気に対する保険診療を行います。必要に応じて血液検査、皮膚生検を行い、当院での治療が難しい場合には、他科のクリニックや、大学病院などの地域中核病院となる施設と連携し、適切な治療が受けられるようご紹介いたします。
主な疾患
・湿疹
・接触皮膚炎(かぶれ)
・アトピー性皮膚炎
・白癬(水虫、爪水虫、たむし)
・尋常性ざ瘡(にきび)
・酒さ
・脂漏性皮膚炎
・蕁麻疹
・皮膚掻痒症
・鶏眼・胼胝(ウオノメ・タコ)
・尋常性乾癬
・掌蹠膿疱症
・円形脱毛症
・尋常性白斑
・尋常性疣贅(ウィルス性のいぼ)
・伝染性軟属腫(水いぼ)
・単純ヘルペス
・帯状疱疹
・ウィルス性中毒疹
・薬疹
・陥入爪
・巻き爪
・皮膚良性腫瘍【粉瘤(おでき)、色素性母斑(ほくろ)、脂肪腫、粘液嚢腫、脂漏性角化症、石灰化上皮腫など】
・皮膚悪性腫瘍【基底細胞癌、ボーエン病、日光角化症など】
エキシライトマイクロによる光線療法
エキシライト-マイクロ®は、乾癬などの皮膚疾患を治療する最新の紫外線治療器です。308~311nm付近の光を照射する従来のナローバンド治療器とは異なり、より効果の高いと考えられる308nm付近の紫外線に限局して照射します。3種類のスポットサイズを搭載しておりますので、病変の大きさに合わせて照射できます。
保険適応疾患

乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、円形脱毛症又はアトピー性皮膚炎など
生物学的製剤

当院では、既存の治療で十分な改善が得られないアトピー性皮膚炎、乾癬、掌蹠膿疱症などの治療に生物学的製剤を使用します。
生物学的製剤とは、過剰な免疫作用による慢性疾患の治療薬して用いられます。皮膚疾患では、乾癬やアトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症などに対して適応があります。
以前は、大学病院などの中核病院でなければ使用できませんでしたが、最近はクリニックでも使用可能となりました。ですが、どこのクリニックでも処方できるわけではなく、施設要件を満たす、医師の使用経験などの要件を満たし、日本皮膚科学会の乾癬生物学的製剤検討委員会における審査を経て承認を得た施設でしか使用できません。
治療の適応には条件があります。診断の上、必要と判断された場合のみ導入いたします。導入をお考えの場合はご相談ください。治療の適応には条件があります。診断の上、必要と判断された場合のみ導入いたします。導入をお考えの場合はご相談ください。
参考:日本皮膚科学会
小児皮膚科

お子さまの皮膚トラブルも対応可能になります。 皮膚科と小児科の区別は難しく、完全に分ける必要はありません。例えばカンジタ皮膚炎というカビによる感染症がありますが、その診断には顕微鏡が必要です。小児科では一般的に顕微鏡を使った診断までを行うことは少ないので、皮膚科を受診したほうが良いと思います。とはいえ保護者の方が判断することは難しいでしょうから、気になることがあれば診療科にこだわらずかかりつけ医に相談してください。
主な疾患
アトピー性皮膚炎、おむつかぶれ、あせも、とびひ、水いぼ、いぼ、虫刺され、すり傷・切り傷、やけどなどお子様に特有の皮膚疾患について、診療を行っております。 水いぼおよびいぼに対しては液体窒素を用いて治療を行っております。
水いぼ・いぼの治療

水いぼおよびいぼの治療では液体窒素をいぼにあてて凍らせます。これを繰り返し行うことで、いぼがかさぶた状になって取れます。 水いぼは放置しても自然に治りますが、とても時間がかかります。また、掻きこわしていぼが増えてしまうこともあります。
予防のためのスキンケア指導

赤ちゃんの肌はみずみずしく、理想的な肌に見えますが、大人と比べると乾燥しやすいため、外からの影響を受けやすいとてもデリケートな肌です。 当院では赤ちゃんのスキンケア指導を積極的に行い、敏感肌用洗浄料・乳液・日焼け止め乳液をご推奨およびご提供しています。
【主な疾患】
伝染性膿痂疹(とびひ)
乳児湿疹
おむつかぶれ
アトピー性皮膚炎
伝染性軟属腫(水いぼ)
尋常性疣贅(いぼ)
伝染性紅斑(りんご病)
手足口病
水痘(水ぼうそう)
など
アレルギー科

当院では、アレルギーの検査及び治療を行っております。 スギ花粉症、ダニアレルギーなどに対する舌下錠での減感作療法も行っております。
【主な疾患】
・接触皮膚炎(かぶれ)
・花粉症・花粉皮膚炎
・金属アレルギー など
舌下免疫療法

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。 花粉症の時期に服薬する抗アレルギー薬は、症状を起こす物質(ヒスタミンなど)の働きや鼻の中の炎症をおさえて症状を和らげる対症療法です。それに対してアレルゲン免疫療法は、からだをアレルゲンに慣らして、症状を和らげたり、根本的な体質改善が期待できる治療法です。 スギ花粉症の場合はスギ花粉を、ダニアレルギー性鼻炎ではダニのアレルゲンを含む治療薬を用います。
適応

5歳以上で、スギ花粉症またはダニアレルギーと確定診断された場合に受けることができます。 65歳以上、妊婦については安全性が確立されておりませんので、治療のメリットがリスクを上回る場合のみ適応とします。 また長期にわたる治療となりますので、根気強く続けられる方に適しています。
開始の時期について

スギ花粉症の場合は、スギ花粉が飛んでいる時期はシダキュアでの治療を新たに開始することはできません。スギ花粉が飛んでいる時期はアレルゲンに対する体の反応性が過敏になっているためです。 ダニアレルギー性鼻炎の場合は時期に関わらず治療は始められます。 治療開始時期についてはご相談ください。
【服薬開始スケジュール】
① 血液検査で、スギあるいはダニに対してアレルギーがあることを確認
② 初回は診療室内で導入量を内服していただき、約30分間副作用が出ないか観察します。
特に異常がなければご帰宅いただき、1週間ご自宅にて導入量で内服継続していただきます。次の来院は1週間後です。 1週間後からは維持量に増量し、継続していただきます。
シダキュアの効果とは
治療を始めて、最初の年はまだ十分な効果は得られていない場合が多いです。1年後に効果がなくても、徐々にアレルギー症状が緩和されていきます。個人差はありますが、3年以上続けることをお勧めしています。
主な副作用
・口の中の腫れ、かゆみ、違和感
・唇の腫れ
・喉(のど)の刺激感、不快感
・耳のかゆみ など
金属アレルギー検査(金属パッチテスト)とは

金属アレルギーの有無を調べるには、パッチテストが一般的です。
当院では以下の16種類の金属について調べることができます。
1:アルミニウム(塩化アルミニウム2%)
2:コバルト(塩化コバルト2%)
3:スズ(塩化第二スズ1%)
4:鉄(塩化第二鉄2%)
5:プラチナ:白金(塩化白金酸0.5%)
6:パラジウム(塩化パラジウム1%)
7:マンガン(塩化マンガン2%)
8:インジウム(三塩化インジウム1%)
9:イリジウム(四塩化イリジウム1%)
10:銀(臭化銀2%)
11:クロム(重クロム酸カリウム0.5%)
12:ニッケル(硫酸ニッケル5%)
13:亜鉛(塩化亜鉛2%)
14:金(塩化金酸0.2%)
15:銅(硫酸銅1%)
※鳥居薬品株式会社製造 パッチテスト試薬金属使用
スケジュール

パッチテストのスケジュールは以下になります
①貼付日:お背中、もしくは上腕などの比較的面積の広い部位で皮疹のない部位に、試薬を含ませたパッチテストシートを入ります。
②48時間後:シートを外し、30分放置したのち、1回目の判定を行います。
③72時間後:2回目の判定を行います。
④1週間後:3回目の最終判定を行います。
【注意点について】
・貼付当日から48時間後の判定後まで、入浴・シャワーはできません。
・試薬に強く反応し、水疱となったり、紅斑、かゆみが出ることがあります。またその後に、びらんになったり、色素沈着することがあります。
・暑い時期には汗の影響で正確な判定ができませんので、行いません。また、検査中は運動はお控えください。
・正確に判定するため、テープ貼付部位にマジックペンで印をつけます。汚れても良い服でお越しください。
・内服薬の種類によっては、検査中はお控えいただいた方が良いものもございますので、予め内服薬をお知らせください。
サトウパッチテストパネル(S)
日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会が選定した、日本人で陽性率が高い原因物質を25種類(ジャパニーズスタンダードアレルゲン)と呼ばれる物質の中から、21種類のアレルゲンを厳選し、さらにメルカプトベンゾチアゾールを加えた22種類のアレルゲンのパッチテストです(No.9,18は陰性対照)。
※No.9、No.18は陰性対照のため除く。
本剤はジャパニーズスタンダードアレルゲン24種類のうち、ウルシオール、塩化第二水銀の2種類のアレルゲンは含まれていません。
| 1. 硫酸ニッケル | 金属 | ニッケル合金、ニッケルメッキ、歯科用合金、染料、時計、塗料、チャック、コインなど |
|---|---|---|
| 2. ラノリンアルコール | 油脂 | つや出し、化粧品、外用剤、日焼け止め、石鹸など |
| 3. フラジオマイシン硫酸塩 | 抗生物質 | 外用剤 |
| 4. 重クロム酸カリウム | 金属 | セメント、なめし剤、クロムメッキ、歯科用合金、革製品(靴、ブーツ、グローブ)、染料など |
| 5. カインミックス(アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、テトラカイン塩酸塩) | 局所麻酔剤 | 外用剤 |
| 6. 香料ミックス(α-アミルシンナムアルデヒド、イソオイゲノール、ケイ皮アルデヒド、オイゲノール、ケイ皮アルコール、ヒドロキシシトロネラール、ゲラニオール、オークモス) | 香料 | 食品、キャンドル、香水、トイレットペーパー、化粧品、外用剤、石鹸など |
| 7. ロジン(精製松脂) | 樹脂 | インク、ニス、塗料、染料、ワックス、化粧品、接着剤など |
| 8. パラベンミックス(パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸ベンジル) | 防腐剤 | 食品、石鹸、化粧品、外用剤など |
| 10. ペルーバルサム | 樹脂 | 香料、外用剤、ソフトドリンク、化粧品、接着剤、日焼け止めなど |
| 11. 金チオ硫酸ナトリウム | 金属 | 貴金属、電子部品、歯科用金属など |
| 12. 塩化コバルト | 金属 | セメント、インク、絵具、鍵、ファスナー、エナメルなど |
| 13. p-tert-ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂 | 樹脂 | ゴム・革製品(靴、ハンドバック、時計のベルト、帽子、ベルトなど)、接着剤など |
| 14. エポキシ樹脂 | 樹脂 | 接着剤、コーティング剤など |
| 15. カルバミックス(ジフェニルグアニジン、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛) | ゴム硬化剤 | ゴム製品(ブーツ、靴、ゴーグル、イヤホン、医療用手袋など) |
| 16. 黒色ゴムミックス(N-イソプロピル-N'-フェニルパラフェニレンジアミン、N-シクロヘキシル-N'-フェニルパラフェニレンジアミン、N,N'-ジフェニルパラフェニレンジアミン) | ゴム老化防止剤 | 黒色のゴム製品(タイヤ、ベルト、マスク、ホース、手袋、ゴーグルなど) |
| 17. イソチアゾリノンミックス(5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン) | 防腐剤 | 外国製化粧品、洗い流すタイプのシャンプー・リンス、工業用防腐剤など |
| 19. メルカプトベンゾチアゾール | ゴム硬化剤 | ゴム製品(ブーツ、靴、ゴーグル、マット、ウェットスーツ、医療用手袋など) |
| 20. パラフェニレンジアミン | 染料 | 毛染め・織物・毛皮などの染料、インク、ヘナタトゥなど |
| 21. ホルムアルデヒド(N-ヒドロキシメチルスクシンイミド※2) | 防腐剤 | 衣類の仕上げ剤、接着剤、防腐剤、塗料など |
| 22. メルカプトミックス(モルホリニルメルカプトベンゾチアゾール、N-シクロヘキシルベンゾチアジルスルフェンアミド、ジベンゾチアジルジスルフィド) | ゴム硬化剤 | ゴム製品(ブーツ、靴、ゴーグル、マット、ヘッドフォン、コード、ホース、消しゴムなど) |
| 23. チメロサール | 水銀化合物 | ワクチン、点眼液、ソフトコンタクトレンズの洗浄剤など |
| 24. チウラムミックス(テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジスルフィラム、ジペンタメチレンチウラムジスルフィド) | ゴム硬化剤 | ゴム製品(ブーツ、靴、接着剤、プラグ、ゴーグル、マット、ヘッドフォン、ホースなど) |
皮膚外科

皮膚外科で扱う主な疾患は以下です。平日月曜~土曜日いつでも対応可能です。まずはお気軽にご相談下さい。
【主な疾患】
粉瘤
脂肪種
ホクロ(色素性母斑)
脂漏性角化症(老人性いぼ)
皮膚悪性腫瘍・前癌病変(ボーエン病、日光角化症、基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫)
治療内容項目について
【粉瘤(ふんりゅう)】
炎症を起こしている場合には、応急処置として切開・排膿処置を行います。炎症が治まったら、もしくは炎症がない粉瘤の場合には、局所麻酔を行い、根治的な切除術を行います。大きさや部位によりますが、通常日帰り手術が可能です。
【脂肪腫】
脂肪細胞が異常に増殖してしまい、形成される腫瘍です。部位や大きさ、腫瘍の存在する深さにより、局所麻酔で日帰り手術が可能か判断致します。当院で切除可能なものは対応致します。手術の前に画像検査(超音波、CTなど)が必要な場合、全身麻酔での切除が必要な場合は連携施設へご紹介させていただきます。
【ホクロ(色素性母斑)】
ホクロは、母斑細胞(ホクロ細胞)が増殖して形成される良性皮膚腫瘍です。ホクロは良性ですが、隆起していて引っかかるなどの支障がある場合もありますので、気になる場合には、切除します。また、ホクロと思っていても、実際には悪性腫瘍であることもあり、診断には皮膚科専門医によりダーモスコピーを用いた診断が必要です。気になる色素斑がある場合には、まずはお気軽にご相談下さい。
【脂漏性角化症(老人性いぼ)】
紫外線暴露による老人性色素斑(日光性のシミ)が隆起し、いぼ状になっているものです。大きさや部位により、切除方法の選択肢が異なります。また、シミ、イボと思っていても実は皮膚悪性腫瘍が隠れていることも、ございます。診断には皮膚科専門医の診察が必要ですので、まずはお気軽にご相談ください。
【皮膚悪性腫瘍・前癌病変(ボーエン病、日光角化症、基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫)】
シミやホクロ、湿疹と思っていても、実は悪性腫瘍であることもございます。皮膚科専門医によるダーモスコピー検査や皮膚生検(病理検査)が必要です。当院で治療可能な場合もございますが、専門病院でも治療が必要な場合には、連携施設にご紹介いたします。気になる色素斑やいつまでも治らない紅斑がある場合には、お気軽にご相談下さい。
【肥厚性瘢痕・ケロイド】
肥厚性瘢痕・ケロイドは、創が治癒する段階で、過剰に創を治そうとする反応が起こってしまい、硬い組織が形成されてしまうものです。もともとの創の範囲にとどまるものを肥厚性瘢痕、それを越えて大きく広がるものをケロイドと言います。体質や部位によって形成されやすさが異なります。 治療は、テーピング、外用や貼り薬での治療、ステロイド局所注射など、状態に応じてご相談致します。
形成外科

当院では、毎週金曜日に形成外科専門医の女性医師による形成外科の治療を行っております。
【主な疾患】
・外傷(切り傷、擦り傷)
・肥厚性瘢痕、ケロイド
・陥入爪、巻き爪
・眼瞼下垂症
・皮膚腫瘍(単純に縫い寄せることが難しい場合、小さな皮弁形成や巾着縫合など、できるだけ傷痕が目立たないように、工夫します。)
治療内容について

【眼瞼下垂症とは】
眼瞼下垂とは、様々な原因で上まぶたが正常な位置よりも下がっている状態を言います。症状により保険適応となります。診断には形成外科専門医の診察が必要となります。金曜日の形成外科の診察をご予約下さい。
【眼瞼下垂症の手術】
眼瞼下垂症の手術は大きく分けると以下のようになります。
※皮膚切除※
上まぶたの皮膚が弛緩していることで眼瞼下垂となっている場合は、皮膚を切除することで改善します。 余剰皮膚の状態次第で眉毛の下で切除する方法とまぶたの上で切除する方法があります。
※挙筋前転法※
上まぶたを挙げる筋肉である眼瞼挙筋の腱膜が瞼板からはずれているもしくはその機能が低下してしまっている場合には挙筋前転法といい眼瞼挙筋腱膜を瞼板に縫い合わせたり、短縮します。皮膚が弛緩している場合は上まぶたの皮膚切除も併せて行います。
その他、上まぶた、下まぶたの悩み、お気軽にご相談下さい。形成外科の診察は金曜日の10時~16時で予約制になっております。診察ご希望の場合には、予めお電話にてご予約ください。
予防接種

当院で行っている予防接種についてご案内いたします。 詳しくは下記内容をご覧ください。
帯状疱疹ワクチン
【保険適応疾患】
水痘(水ぼうそう)が治った後も、そのウイルスは体の中の神経節というところに潜んでいます。通常免疫力によってその活動は抑えられていますが、加齢やストレスなどで免疫力が落ちた時に、再びウイルスが活動をはじめ、発症するのが帯状疱疹です。通常、片側の一部にピリピリとした痛みが現れ、数日~1週間後にその部分に水疱を伴う赤い皮疹が出現します。日本人の3人に1人は80歳までに発症するといわれており、特に50歳代から発症しやすくなります。
帯状疱疹にかかると、皮膚の症状が治った後も、長期的に神経痛が残ってしまうことがあります。日常生活に支障をきたすほどの痛みが残る場合もあります。また、顔面に発症すると、顔面神経麻痺や角膜炎、めまいや耳鳴りなどの合併症や後遺症が残ることがあります。 帯状疱疹ワクチンには2種類あります。以下、比較です。ご参照ください。
| 生ワクチン(ビケン) | 不活化ワクチン(シングリックス) | |
| ワクチンの種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
| 接種回数 | 1回 | 2回(2か月後に2回目) |
| 予防効果 | 50~60% | 90%以上 |
| 持続期間 | 5年程度 | 10年以上 |
| 副反応 | 接種部位の軽い痛み 腫れ、発赤 数日で消失 |
接種部位の筋肉痛の様な痛み 腫れ、発赤 3日~1週間で消失 |
| 料金 | 8,800円(税込) 文京区在住、50歳以上の方は助成あり |
22,000円(税込)/回 文京区在住、50歳以上の方は助成あり |
| 他のワクチンとの間隔 | 不活化ワクチン→同日から可 生ワクチン→27日以上あける ※コロナワクチンのみ前後14日以上 |
いずれも同日から可 ※コロナワクチンのみ前後14日以上 |
| メリット | ・1回で済む ・値段が安い ・高齢の方でも有効性が落ちにくい |
・免疫が低下している方にも接種可能 ・予防効果が高い ・持続期間が長い ・高齢の方でも高い有効性 |
| デメリット | ・免疫が低下している方、免疫抑制薬(副腎皮質ステロイド剤、免疫抑制剤、抗リウマチ剤や抗悪性腫瘍剤などの薬剤)を内服中の方は接種できない ・持続期間が短い |
・生ワクチンよりも痛い ・2回接種が必要 ・値段が高い |
インフルエンザ接種

文京区助成が使用できます。 今シーズンの予約についてはお知らせ欄にて掲載いたします。
わたなべ皮膚科 ご予約・お問い合わせ窓口あらゆる皮膚のトラブルを
ご相談ください
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